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糖尿病・その他の生活習慣病
肥満でお困りの方へ
肥満でお困り方へ
近年、肥満は世界的な問題となっており、健康上のリスクとともに社会的な問題も引き起こしています。肥満は、糖尿病、高血圧、高脂血症、心疾患などのリスクを増大させるほか、睡眠時無呼吸症候群や骨・関節疾患、月経異常といった様々な健康被害の原因となります。当院では生活習慣病の専門家が、それぞれの患者さんに適した治療法を提案します。
当院の肥満治療
まず糖尿病・高血圧・脂質異常症などの治療が必要な病気がないかを検査します。肥満症に対しては生活習慣の指導(食事・運動のアドバイス)に加えて、ご希望の方は薬物治療を行います。2型糖尿病の方は、保険診療で使用可能なGLP-1受容体作動薬やSGLT2阻害薬などの体重減量効果の期待できる治療薬を提案致します。2型糖尿病ではない方で、薬物治療をご希望される場合は自費治療になります。当院での薬物治療の対象はBMI25以上とさせて頂きます。
当院で使用する薬剤
GLP-1受容体作動薬の注射薬もしくは内服薬を使用します。GLP-1は食欲や胃の蠕動運動の抑制作用があり、体重減少が期待できます。
当院で使用するGLP-1受容体作動薬は欧米では肥満治療薬として承認されていますが、日本国内では肥満治療に対する承認が得られておらりません。ご理解の上で使用頂くようお願い致します。
(2023年3月27日に新たに「肥満症」に対する治療薬「ウゴービ」が承認されました。治療が受けられる方には厳しい制限がありますが、糖尿病がなくても肥満治療を保険で受けて頂けます。詳しくはこちら)
肥満治療の流れ
初回:問診・診察・検査・食事運動指導
2回目:検査結果説明、治療薬の選定
3回目以降:効果判定、副作用の有無の確認、薬剤の容量変更検討
適宜血液検査で副作用の確認や、栄養士による栄養指導を実施します。2型糖尿病の方は保険診療となります。保険適応が無い方は自費治療となります。費用は使用する薬剤や容量によって異なります。内服薬で月10000~30000円程度、注射薬で月13000~55000円程度の費用が掛かります。
保険診療が適応される場合があるため、必ず保険証を持参下さい。
【注意事項】
▶副作用について
GLP-1受容体作動薬には以下の副作用・リスクがあります。
ー胃部不快感、嘔気、頭痛、便秘、下痢、腹痛などの消化器症状が出ることがあります。その他低血糖や急性膵炎の報告もあります。
治療を続けていくことで症状が軽減されていきますが、副作用が強い場合は医師にご相談ください。
▶入手経路の明示
当クリニックのGLP-1受容体作動薬は国内販売代理店経由(医薬品卸)で購入しております
▶国内の承認医薬品等の有無
本治療に用いるGLP-1受容体作動薬は2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、美容目的(肥満治療薬)での使用については医薬品医療機器等法上の承認を得ておらず保険適応外の自由診療となります。ウゴービ、またサノレックス等が肥満症の治療薬として国内で承認されていますが当院での処方はしておりません。
▶諸外国における安全性等にかかる情報の明示
アメリカのFDA、韓国のMFDS、EU27か国のEMAにおいて、肥満症の適応で承認を取得している薬です。
▶医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
糖尿病・その他の生活習慣病
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糖尿病
糖尿病は慢性的に血糖値が高い疾患で、体質や遺伝と生活習慣が大きく関わっています。患者さんのライフスタイルにあった治療方針を提案致します。
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脂質異常症
脂質異常症(高脂血症)は、生活習慣病やメタボリックシンドロームの一つです。動脈硬化の原因となるため、適切な治療が大切です。
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高血圧
診察室での血圧が140/90 mmHg以上、家庭での血圧が135/85 mmHg以上の方は高血圧の状態です。
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高尿酸血症・痛風
「痛風」は体内で過剰になった「尿酸」が関節に溜まって結晶化し、炎症を引き起こすことで腫れや痛みを生じる病気です。
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オンライン栄養指導
ご自宅で待ち時間なく、栄養指導が受けられます。
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肥満でお困りの方へ
肥満はさまざまな健康トラブルの原因となります。生活習慣改善と薬物治療を用いた減量を提案します。