糖尿病・その他の生活習慣病

高血圧

血圧が高めと言われた方へ

診察室での血圧が140/90 mmHg以上、家庭での血圧が135/85 mmHg以上の方は高血圧の状態です。高血圧の大部分は原因を特定できない本態性高血圧というタイプで、体質や生活習慣が大きく関わってます。高血圧が長い期間続くと、血管の壁に動脈硬化が生じて脳、心臓、腎臓など様々な臓器に合併症を引き起こす可能性があります。生活習慣の改善をアドバイスさせて頂き、血圧が十分に下がらない場合は内服治療が必要になります。

2017年の統計では、日本での高血圧患者さんは4300万人程度であり、適切に血圧をコントロールできている患者さんは1200万人程度です。高血圧患者さんのうち、1/3の患者さんは自らの高血圧を自覚されていませんでした。日本では多くの患者さんの血圧は高いまま放置されているのが現状です。
高血圧自体には自覚症状はありませんが、放置されることで全身の血管に動脈硬化が進行していきます。動脈硬化によって脳、心臓、腎臓など様々な臓器に合併症を引き起こします。日本での高血圧に起因する脳血管病で死亡される方は年間10万人とも推定されています。

高血圧の治療は、生活習慣の改善と薬物治療になります。生活習慣では、減塩・肥満の改善・適度な運動・禁煙などが大切です。これらを行っても、血圧が下がらない場合や、元々の血圧が非常に高い場合は内服での治療を開始します。
内服薬を使っても血圧が下がらない場合は、他に原因が隠れている「二次性高血圧」の可能性があり、さらに検査を進める必要があります。
個々のライフスタイルに合わせた治療法提案させて頂きます。高血圧を指摘された方や、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。高血圧に関する詳しい解説はこちらのページを参照下さい。

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