「マンジャロより痩せる新薬はある?」「注射ではなく飲み薬で治療できるようになる?」
糖尿病や肥満症の治療を大きく変えたGLP-1関連薬。現在、さらに高い減量効果や飲みやすさを目指した新薬の開発が進んでいます。今回は、特に注目されるレタトルチド・カグリセマ・オルフォルグリプロンの3剤について、最新の臨床試験と既存薬との比較データをもとに、医師がわかりやすく解説します。
2026年10月25日更新
目次
- 1 1. GLP-1関連薬は次の時代へ|マンジャロとの違いは?
- 2 2. 注目の次世代GLP-1関連薬3剤を比較
- 3 3. レタトルチド|マンジャロより痩せる?3重作動薬の最新研究
- 4 4. カグリセマ|ウゴービ・マンジャロとの比較結果
- 5 5. オルフォルグリプロン|リベルサスより効果が高い新しい飲み薬?
- 6 6. 結局、次世代GLP-1関連薬は既存薬より効果が高い?
- 7 7. 次世代GLP-1関連薬は日本でいつ使える?
- 8 8. 医師の視点|減量効果だけで薬を選んでよいのか?
- 9 9. 次世代GLP-1関連薬についてよくある質問(FAQ)
- 10 10. まとめ|次世代GLP-1関連薬に期待されること
- 11 11. 参考文献
1. GLP-1関連薬は次の時代へ|マンジャロとの違いは?
GLP-1は、食事に伴って腸から分泌されるホルモンの一つです。血糖値に応じてインスリンの分泌を促すほか、食欲や胃の動きにも作用します。
現在、糖尿病や肥満症の治療では、このGLP-1の働きを利用した薬剤が広く使用されています。
| 一般名 | 商品名 | 作用の特徴 |
|---|---|---|
| セマグルチド | オゼンピック ウゴービ リベルサス |
GLP-1に作用 |
| チルゼパチド | マンジャロ ゼップバウンド |
GLP-1とGIPの2つに作用 |
特にマンジャロやゼップバウンドの成分であるチルゼパチドは、GLP-1とGIPという2種類のホルモン受容体に作用することで、血糖改善と大きな体重減少効果を示してきました。
こうした治療薬に続いて、現在はさらに別のホルモンに作用する薬剤や、服用しやすさを改善した飲み薬の開発が進んでいます。
なお、マンジャロは日本では2型糖尿病治療薬、ゼップバウンドは肥満症治療薬として承認されており、同じ成分でも適応症や使用条件が異なります。
2. 注目の次世代GLP-1関連薬3剤を比較
今回紹介する3剤は、それぞれ作用するホルモンや投与方法が異なります。
| 薬剤名 | 作用する受容体など | 投与方法 | 注目点 |
|---|---|---|---|
| レタトルチド | GLP-1+GIP+グルカゴン | 週1回注射 | 3重作動による大きな減量効果 |
| カグリセマ | GLP-1+アミリン | 週1回注射 | セマグルチドへの上乗せ効果 |
| オルフォルグリプロン | GLP-1 | 1日1回内服 | 食事・飲水制限の少ない飲み薬 |
※カグリセマは2成分を組み合わせた製剤です。アミリンはGLP-1とは異なるホルモンです。

次世代GLP-1関連薬は、作用するホルモンの組み合わせや投与方法が異なります。
日本で使える新薬なの?
2026年10月25日時点で、今回紹介する3剤はいずれも日本国内では未承認です。一方、オルフォルグリプロンは2026年4月に米国で肥満症治療薬として承認されています。海外で承認されていても、日本で処方可能になるわけではありません。
3. レタトルチド|マンジャロより痩せる?3重作動薬の最新研究
■ GLP-1・GIP・グルカゴンの3つに作用
レタトルチド(Retatrutide)は、米国イーライリリーが開発している週1回投与の注射薬です。マンジャロの有効成分であるチルゼパチドはGLP-1とGIPの2つに作用しますが、レタトルチドはさらにグルカゴン受容体にも作用する「3重作動薬」です。
グルカゴンは血糖値を上げるホルモンとして知られていますが、エネルギー消費や脂質代謝にも関わっています。レタトルチドは、食欲・血糖・エネルギー代謝に関わる複数の経路に作用することで、より大きな体重減少を目指して開発されています。
■ 第3相試験TRIUMPH-1で平均25.0%の体重減少
2026年9月、医学誌New England Journal of Medicine(NEJM)に、第3相臨床試験TRIUMPH-1の結果が掲載されました。この試験は、糖尿病のない肥満症患者2,339人を対象とした、80週間のランダム化二重盲検試験です。
参加者を複数の治療群に無作為に割り付け、患者さんも評価者も投与内容がわからない方法で、薬剤の効果を比較しました。
TRIUMPH-1:80週間後の平均体重減少率
| 投与群 | 平均体重減少率 |
|---|---|
| レタトルチド12mg | 25.0% |
| レタトルチド9mg | 23.7% |
| レタトルチド4mg | 17.6% |
| プラセボ(偽薬) | 3.9% |
最も高用量の12mg群では、平均25.0%の体重減少が報告されました。プラセボ群との差は21.0ポイントで、統計学的にも有意でした(P<0.001)。例えば体重100kgの方であれば、25%の減量は25kgに相当します。ただし、これは臨床試験全体の平均値であり、すべての患者さんが同じ程度に減量できるわけではありません。
■ マンジャロとの直接比較は?
ここで気になるのが、既存のマンジャロより減量効果が高いのかという点です。
レタトルチドとチルゼパチドを直接比較する第3相試験TRIUMPH-5が進められています。
しかし、2026年10月時点では、この試験の最終結果はまだ公表されていません。
レタトルチドはマンジャロを超えたのか?
レタトルチドの臨床試験では非常に大きな体重減少が報告されています。しかし、マンジャロとの直接比較結果は未公表であり、優劣は確定していません。異なる試験の減量率だけを比較して、どちらが優れていると判断することはできません。
■ 体重以外への効果にも期待
TRIUMPH-1では、肥満に関連する健康問題についても評価されました。膝の変形性関節症がある患者さんでは膝の痛みの改善が報告され、閉塞性睡眠時無呼吸症候群がある患者さんでは、睡眠中の無呼吸・低呼吸の回数が改善しました。
一方で、こうした効果が長期的にどこまで維持されるか、心血管疾患などの重大な病気をどの程度予防できるかについては、さらなる検証が必要です。また、悪心・嘔吐・下痢などの消化器症状に加え、大幅な減量に伴う筋肉量の減少や、長期安全性にも注意が必要です。
4. カグリセマ|ウゴービ・マンジャロとの比較結果
■ セマグルチドにアミリンの作用を組み合わせた薬
カグリセマ(CagriSema)は、ノボ ノルディスクが開発している週1回投与の注射薬です。既存のGLP-1受容体作動薬セマグルチドと、アミリンの作用を利用するカグリリンチドを組み合わせています。
アミリンは膵臓からインスリンとともに分泌されるホルモンで、満腹感や胃から食べ物が送り出される速度などを調節します。GLP-1とは異なる経路からも食欲に働きかけることで、体重減少効果の上乗せを目指しています。
■ セマグルチド単独より大きな減量効果
2025年にNEJMへ掲載された第3相試験REDEFINE 1では、糖尿病のない肥満症または肥満関連の健康問題を伴う過体重の成人3,417人を対象に、68週間の治療効果が比較されました。
この試験では、カグリセマだけでなく、セマグルチド単独、カグリリンチド単独、プラセボの4群が設定されました。
REDEFINE 1:68週間後の平均体重減少率
| 投与群 | 平均体重減少率 |
|---|---|
| カグリセマ2.4/2.4mg | 20.4% |
| セマグルチド2.4mg | 14.9% |
| カグリリンチド2.4mg | 11.5% |
| プラセボ | 3.0% |
カグリセマでは、セマグルチド単独と比較して5.5ポイント大きな平均体重減少が認められました。
同じ試験の中で比較しているため、異なる臨床試験同士の数字を比べる場合よりも、薬剤の効果の違いを評価しやすいデータです。
ただし、カグリセマ群では消化器系の有害事象も多く報告されており、減量効果だけでなく安全性や継続のしやすさも重要です。
■ マンジャロとの直接比較ではどうだった?
2026年2月には、カグリセマとチルゼパチドを直接比較した第3相試験REDEFINE 4の結果が製薬会社から公表されました。
この試験は、肥満症患者809人を対象とした84週間の試験です。
REDEFINE 4:84週間後の平均体重減少率
| 投与群 | 平均体重減少率 |
|---|---|
| カグリセマ2.4/2.4mg | 20.2% |
| チルゼパチド15mg | 23.6% |
※治療中止や服薬状況などを考慮した解析結果。治療継続を仮定した解析では、カグリセマ23.0%、チルゼパチド25.5%でした。
この試験では、カグリセマがチルゼパチド15mgに対して非劣性を示すという主要評価項目は達成されませんでした。
非劣性とは、あらかじめ決めた範囲を超えて効果が劣らないことを、統計学的に示すことです。
つまり、今回の試験では「カグリセマはチルゼパチド15mgに劣らない」と証明することはできませんでした。
ただし、これはすべての患者さんや用量において、カグリセマの効果が低いと断定するものではありません。
■ 糖尿病患者では異なる比較結果も
2026年9月に公表されたREIMAGINE 5試験では、2型糖尿病患者を対象に、カグリセマ1.0/1.0mgとチルゼパチド5mgが比較されました。
60週間後の平均体重減少率は、カグリセマ12.4%、チルゼパチド9.1%で、カグリセマが優越性を示したと発表されています。
また、HbA1cの低下幅はそれぞれ1.71ポイント、1.67ポイントで、カグリセマの非劣性が報告されました。
ただし、この試験とREDEFINE 4では薬剤の用量や対象患者が異なります。結果を単純に比較することはできません。
さらに、REIMAGINE 5の数値は2026年10月時点では製薬会社の速報発表に基づくため、詳細な査読付き論文とは区別して評価する必要があります。

主要臨床試験の体重減少率。試験ごとに対象患者や評価期間が異なるため、薬剤間の単純な順位付けはできません。
5. オルフォルグリプロン|リベルサスより効果が高い新しい飲み薬?
■ 食事や飲水の制限が少ない経口GLP-1治療薬
オルフォルグリプロン(Orforglipron)は、イーライリリーが開発した、1日1回内服するGLP-1受容体作動薬です。最大の特徴は、非ペプチド性の低分子薬であることです。これは、従来のGLP-1製剤の多くとは異なり、比較的小さな化学構造を持つ薬剤という意味です。これまでもリベルサス(経口セマグルチド)という飲み薬がありましたが、服用には空腹時や飲水量、服用後の飲食についての制約があります。
一方、オルフォルグリプロンは、食事のタイミングに左右されにくく、飲水量に特別な制限のない経口GLP-1治療薬として開発されました。注射に抵抗のある患者さんや、毎朝の服薬条件が負担となっている患者さんにとって、重要な選択肢になる可能性があります。
■ リベルサスとの直接比較でHbA1c改善に優越性
2026年2月、医学誌The Lancetに第3相試験ACHIEVE-3の結果が掲載されました。この試験は、メトホルミンによる治療だけでは血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者1,698人を対象とし、52週間にわたって両薬剤を比較したものです。
日本人患者も参加した多国籍試験で、研究参加者の治療開始前の平均HbA1cは8.3%でした。
ACHIEVE-3:52週間後のHbA1c低下幅
| 投与群 | HbA1c低下幅 |
|---|---|
| オルフォルグリプロン36mg | 1.91ポイント |
| 経口セマグルチド14mg | 1.47ポイント |
| オルフォルグリプロン12mg | 1.71ポイント |
| 経口セマグルチド7mg | 1.23ポイント |
オルフォルグリプロン36mgと経口セマグルチド14mgの比較では、HbA1c低下幅に0.44ポイントの差が認められました。
95%信頼区間は−0.62〜−0.26ポイントで、統計学的にも有意でした。
95%信頼区間とは、研究データから推定した治療効果の不確実性を示す範囲です。今回の結果では、オルフォルグリプロンの方がHbA1cをより大きく改善することが示されました。
■ 体重減少率もリベルサスより大きい
ACHIEVE-3では、体重減少についても比較が行われました。
| 投与群 | 平均体重減少率 |
|---|---|
| オルフォルグリプロン36mg | 8.2% |
| 経口セマグルチド14mg | 5.3% |
これらは治療中止なども考慮した解析結果です。治療継続を仮定した別の解析では、オルフォルグリプロン36mgの体重減少率は9.2%と報告されています。
いずれにしても、今回の直接比較試験では、オルフォルグリプロンが経口セマグルチドを上回る体重減少効果を示しました。
ただし、比較されたのは糖尿病治療用量の経口セマグルチドです。肥満症治療用の高用量製剤や注射薬との直接比較ではありません。
■ 副作用や治療中止率はどうだった?
薬剤を比較するときには、効果だけでなく、副作用や治療を続けられるかどうかも重要です。
ACHIEVE-3では、以下の結果が報告されています。
| 項目 | オルフォ36mg | 経口セマ14mg |
|---|---|---|
| 消化器系有害事象 | 58% | 45% |
| 有害事象による治療中止 | 10% | 5% |
オルフォルグリプロンでは血糖改善や体重減少が大きかった一方、消化器症状や有害事象による治療中止も多く認められました。
また、平均脈拍数の増加も経口セマグルチドより大きく報告されています。
したがって、効果が高いという理由だけで、すべての患者さんに適しているとは限りません。
■ 米国では2026年4月に肥満症治療薬として承認
オルフォルグリプロンは、2026年4月1日に米国FDAから、Foundayoという商品名で肥満症治療薬として承認されました。
一方、日本では2026年10月時点で未承認です。
今後、日本国内でも承認された場合、経口GLP-1治療の新たな選択肢として注目されると考えられます。
6. 結局、次世代GLP-1関連薬は既存薬より効果が高い?
ここまで紹介した臨床試験の結果を整理してみましょう。
| 新薬 | 既存薬との比較でわかったこと |
|---|---|
| レタトルチド | 大きな減量効果を示したが、チルゼパチドとの直接比較結果は未公表。 |
| カグリセマ | セマグルチド単独より大きな減量効果。チルゼパチド15mgに対する非劣性は証明できず。 |
| オルフォルグリプロン | 経口セマグルチドよりHbA1c・体重改善に優れる一方、消化器系有害事象や治療中止も多い。 |
特に注意したいのは、異なる臨床試験の減量率を並べるだけでは、薬剤の優劣を判断できないという点です。
例えば、レタトルチドで25%、カグリセマで20%、オルフォルグリプロンで8%という結果があっても、その数字だけで減量効果の順位を決めるのは適切ではありません。
糖尿病の有無、体重、薬剤の用量、治療期間、解析方法などが異なるためです。
薬剤同士の違いを正確に評価するには、同じ試験の中で比較する直接比較試験の結果が重要になります。
7. 次世代GLP-1関連薬は日本でいつ使える?
2026年10月25日時点の開発・承認状況を整理します。
| 薬剤名 | 海外の状況 | 日本 |
|---|---|---|
| レタトルチド | 第3相試験進行中 | 未承認 |
| カグリセマ | 米国で承認申請済み・審査中 | 未承認 |
| オルフォルグリプロン | 米国で肥満症治療薬として承認済み | 未承認 |
国内で使用できるようになる時期は、今後の承認申請や審査の進行状況によって変わります。
また、日本で承認されたとしても、糖尿病と肥満症では適応症や保険適用の条件が異なる場合があります。
海外で優れた研究結果が発表されても、直ちに国内で使用できるわけではありません。
8. 医師の視点|減量効果だけで薬を選んでよいのか?
次世代GLP-1関連薬の登場によって、糖尿病や肥満症の治療選択肢はさらに広がると期待されます。
しかし、診療で重要なのは単に体重を大きく減らすことだけではありません。
肥満は、2型糖尿病・高血圧・脂質異常症・脂肪肝・睡眠時無呼吸症候群・心血管疾患など、多くの病気と関連しています。
減量によって、こうした健康問題がどこまで改善するかが重要です。
■ 大きく痩せれば、それだけ健康によいとは限らない
特に高齢者やもともと筋肉量が少ない患者さんでは、大きな体重減少に伴う筋肉量の低下にも注意が必要です。
また、GLP-1関連薬では悪心・嘔吐・便秘などの消化器症状がみられることがあり、食事摂取量が減りすぎてしまう場合もあります。
そして、減量後の体重をどのように維持するかも重要な課題です。
現在のGLP-1関連薬でも、治療中止後の体重再増加が問題となることがあります。次世代薬についても、長期的な体重維持や安全性のデータが必要です。
■ 現在マンジャロを使用している場合は?
新薬の登場が期待される一方、現在使用できるマンジャロやオゼンピックなどの治療薬が、すぐに不要になるわけではありません。
現在の治療で血糖や体重が適切に管理できている場合、最新の新薬情報だけを理由に治療を中断する必要はありません。
薬剤の効果、安全性、患者さんの病状や生活背景を考慮して、適切な治療を選択することが大切です。

GLP-1関連薬は、減量効果だけでなく、安全性や治療の継続しやすさを考慮して選択することが大切です。
医師からのメッセージ
新しい治療薬の開発は歓迎すべき進歩ですが、大切なのは「最も体重が減る薬」を選ぶことではなく、患者さんの病状や治療目標に合い、安全に継続できる治療を選ぶことです。将来的には減量率だけでなく、心血管疾患や腎臓病などの合併症への効果、長期安全性にも注目していく必要があります。
9. 次世代GLP-1関連薬についてよくある質問(FAQ)
10. まとめ|次世代GLP-1関連薬に期待されること
次世代GLP-1関連薬の開発によって、糖尿病や肥満症の治療はさらに進歩しています。今回紹介した3剤には、それぞれ異なる特徴があります。
- レタトルチド:GLP-1・GIP・グルカゴンの3重作動薬。大きな減量効果が報告されており、チルゼパチドとの直接比較結果が注目されます。
- カグリセマ:GLP-1とアミリンの作用を組み合わせた注射薬。セマグルチド単独より大きな減量効果が示されています。
- オルフォルグリプロン:注射不要の経口GLP-1治療薬。経口セマグルチドと比較して血糖・体重改善に優れた結果が報告されています。
一方で、長期的な安全性や治療継続、減量後の体重維持など、今後明らかにすべき課題も残されています。新しい薬剤の登場を期待しつつ、現在使用できる治療薬についても、効果と安全性の両面から適切に評価することが大切です。
やまおか内科クリニックでは、最新の医学的知見を踏まえ、糖尿病や肥満症の診療を行っています。大阪市平野区をはじめ、東住吉区・生野区などで血糖値や体重についてお悩みの方は、ご相談ください。
※本記事は2026年10月25日時点の医学情報に基づいています。海外の臨床試験結果が日本人患者にも同じように当てはまるとは限りません。また、日本国内で承認されていない薬剤の使用や個人輸入を推奨するものではありません。
11. 参考文献
1. Jastreboff AM, et al. Retatrutide, a Triple Hormone Receptor Agonist, for Treatment of Obesity. N Engl J Med. 2026. Published online September 29, 2026. DOI: 10.1056/NEJMoa2604169
2. Garvey WT, et al. Coadministered Cagrilintide and Semaglutide in Adults with Overweight or Obesity. N Engl J Med. 2025;393(7):635–647. DOI: 10.1056/NEJMoa2502081
3. Rosenstock J, et al. Efficacy and safety of once-daily oral orforglipron compared with oral semaglutide in adults with type 2 diabetes (ACHIEVE-3): a multinational, multicentre, non-inferiority, open-label, randomised, phase 3 trial. Lancet. 2026;407(10534):1147–1160. DOI: 10.1016/S0140-6736(26)00202-3
4. Novo Nordisk. CagriSema demonstrated 23% weight loss in an open-label head-to-head REDEFINE 4 trial in people with obesity, the primary endpoint was not achieved. February 23, 2026. 企業公式発表
5. Novo Nordisk. REIMAGINE 5 phase 3 trial: CagriSema compared with tirzepatide in adults with type 2 diabetes. September 21, 2026. 企業発表(速報結果)。
6. Eli Lilly and Company. A Study of Retatrutide Compared to Tirzepatide in Adults Who Have Obesity (TRIUMPH-5). ClinicalTrials.gov: NCT06662383. 臨床試験情報
7. Eli Lilly and Company. Lilly’s oral GLP-1, orforglipron, delivered superior blood sugar control and weight loss compared to oral semaglutide in head-to-head type 2 diabetes trial. February 26, 2026. 企業公式発表
8. U.S. Food and Drug Administration. FDA Approves First New Molecular Entity Under National Priority Voucher Program. April 1, 2026. FDA公式発表
この記事を書いた人
山岡 祥
やまおか内科クリニック 院長
大阪大学医学部卒業
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本糖尿病協会 登録医
大阪市平野区のやまおか内科クリニックで、糖尿病・生活習慣病を中心とした内科診療に加え、胃カメラ・大腸カメラなどの消化器診療を行っています。日々の診療経験と最新の医学論文に基づき、患者さんが治療について正しく理解し、納得して選択できるよう、医療情報を発信しています。
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