胃の痛み、実は「胃」じゃないかもしれません
消化管以外に隠れたリスク:胆のう・膵臓・肝臓疾患
「胃が痛いから胃薬を飲んでいるけれど、なかなか良くならない」 「胃カメラでは『綺麗ですね』と言われたのに、痛みが続いている」
そんな場合、胃の裏側にある胆のう、膵臓、肝臓などの臓器が悲鳴を上げている可能性があります。これらは胃カメラ(内視鏡)では直接見ることができない領域です。平野区のやまおか内科クリニックでは、消化器病専門医として、胃以外の原因もしっかり精査します。

注意すべき「胃じゃない」病気のサイン
1. 胆石症・急性胆のう炎
胆のうの中にできた石(胆石)が詰まったり、炎症を起こしたりする病気です。
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痛みの特徴: 右上の腹部からみぞおちにかけての激しい痛み。背中(右肩甲骨あたり)に痛みが抜ける感覚(放散痛)がある。細菌感染を起こすと高熱が出ます。緊急手術が必要な場合もあり、血液検査と併せて判断します。

2.胆管結石・胆管炎・閉塞性黄疸
胆汁の通り道である胆管に胆汁がうっ滞したり、感染を起こす状態です。胆石や膵臓が原因となることがあります。
3. 膵臓(すいぞう)がん・膵炎
「沈黙の臓器」と呼ばれる膵臓の病気は、初期には自覚症状が乏しく、みぞおちの不快感として現れることがあります。
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痛みの特徴: みぞおちの奥深くが重苦しい、あるいは背中が突き抜けるように痛む。
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その他の徴候: 急に血糖値が悪化した、体が黄色くなる(黄疸)、尿の色が濃くなる。

4. 肝臓がん(転移性肝腫瘍)
肝臓そのものは痛みを感じにくい臓器ですが、がんが発生したり、ほかの場所の癌が転移を起こすと腹痛をおこすことがあります。
胃カメラで分からない病気を見つける「腹部エコー検査」
胃カメラが「粘膜」を見る検査なら、腹部超音波(エコー)検査は「臓器の形や中身」を見る検査です。
エコー検査のメリット
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痛み・被曝ゼロ: ゼリーを塗って機械を当てるだけ。体への負担はありません。 - ✔
その場で結果判明: リアルタイムで画像を確認し、その場で院長が解説します。 - ✔
高度医療連携: 万が一、膵臓がんや胆管結石などが疑われる場合は、速やかに提携病院のCT・MRI検査へ手配します。
胃の痛みで「迷っている」方へのチェックリスト
以下の症状がある方は、胃カメラだけでなくエコー検査や血液検査が必要です。
※以下の場合は、早急にご相談ください
- 痛みが背中や肩まで響く
- 白目や皮膚が黄色くなってきた気がする
- 油っこい食事のあとに必ずみぞおちが痛む
- 胃薬を飲んでも1週間以上症状が変わらない
平野区の「お腹の専門外来」として
胃が痛いからといって、胃だけを診るのが専門医ではありません。 「なぜ痛むのか」をあらゆる角度から検証し、膵臓がんなどの見逃してはいけない病気を一刻も早く見つけ出す。それが当院の役割と考えています。
「胃カメラで異常なし」と言われた方も、諦めずにお気軽に一度ご相談ください。