「娘がワクチンの対象年齢になったけれど、スケジュールはどう組めばいい?」

「男性にも効果があるって聞いたけれど、自分や息子も打てるの?」

子宮頸がんは、近年20代〜30代の若い女性の間で発症が急増している深刻な病気です。その原因のほとんどが、性交渉によって感染する「ヒトパピローマウイルス(HPV)」であることが解明されています。つまり、子宮頸がんは「ワクチンで感染を未然に防ぐことができる唯一のがん」です。

やまおか内科クリニックでは、総合内科専門医の知見に基づき、平野区・東住吉区・生野区周辺の皆様の大切な将来を守るための「子宮頸がん(HPV)ワクチン接種」を行っています。当院では原因となるウイルスの大半をカバーする最新の9価ワクチン「シルガード9」を採用。女性の公費定期接種はもちろん、男性や大人の自費接種にも完全対応しております。複雑な接種スケジュールの管理もお任せください。

1. 最新の9価ワクチン「シルガード9」とは?

当院で採用している「シルガード9」は、子宮頸がんの原因となるHPVウイルスのうち、特にリスクの高い9つの型を狙い撃ちにする最新のワクチンです。

◆ 子宮頸がんの原因を90%以上カバー

従来の2価・4価ワクチンが約60〜70%のカバー率だったのに対し、シルガード9は子宮頸がんの原因となる型を90%以上カバーします。より確実で強固な予防効果を期待することができます。

2. 公費負担による「定期接種」のご案内

対象年齢に該当する大阪市民の女子の方は、公費負担(無料)にてシルガード9の接種を受けていただけます。

🎯 定期接種の対象者:

小学校6年生 〜 高校1年生相当の女子(大阪市民の方)
※標準的な接種推奨期間は「中学校1年生」の学年の間となります。
※接種期限は「高校1年生相当の3月31日まで」です。

💰 接種費用:

無料(全額公費負担)

👉 制度の詳細は 大阪市公式ホームページ(子宮頸がん予防接種) をご確認ください。

 

 

3. 接種間隔・スケジュールについて

シルガード9の接種回数は、「1回目の接種をスタートする時の年齢」によって、2回になるか3回になるかが決まります。当院では大阪市の規定に基づき、安全で確実なスケジュール管理を行います。

⚠️ 高校1年生相当(公費対象の最終学年)の保護者様へ重要なお知らせ

全接種(3回目まで)を公費補助(無料)で完了するためには、3回目の接種日当日までに対象年齢(高校1年生相当の3月31日まで)を満たしている必要があります。
15歳以上で開始する場合、標準スケジュール(全3回)を完了するまでに約6か月かかるため、逆算して「高校1年生の9月中」までに1回目の接種をスタートすることが推奨されます。
10月以降に開始された場合、3回目の接種が4月以降(公費期限切れ)となり、その分の接種費用が自己負担(任意接種料金)となってしまいますので十分ご注意ください。

【1】15歳になるまでに1回目を受ける場合(計2回で完了)

1回目の接種から「6か月」の間隔をあけて2回目を接種し、完了となります。
※15歳未満(誕生日の前日まで)にスタートすれば2回で済むため、お早めの開始がおすすめです。

  • ※十分に効果を得るため、2回目は少なくとも5か月以上の間隔をあける必要があります。

【2】15歳になってから1回目を受ける場合(計3回必要)

1回目から「2か月後」に2回目を、1回目から「6か月後」に3回目を接種します。

  • ※2回目は1回目から少なくとも1か月以上、3回目は2回目から少なくとも3か月以上あける必要があります。
  • ※高校1年生相当の方、および男性や大人の自費接種も、こちらの「3回接種スケジュール」となります。

※詳細な接種間隔の規定については 大阪市の案内ページ もあわせてご参照ください。

 

4. 過去のワクチン(2価・4価)からの「切り替え」について

過去に「サーバリックス(2価)」「ガーダシル(4価)」を1回または2回接種し、途中で接種が止まっている方については、医師とよく相談のうえで、残りの回数を最新の「シルガード9(9価)」に変更して接種を完了すること(交互接種)が認められています。
母子手帳等の接種記録を確認させていただきますので、切り替えをご希望の方はお気軽にご相談ください。

5. 男性へのワクチン接種の意義と効果

HPV(ヒトパピローマウイルス)は女性特有のウイルスではなく、男性にも深く関係する非常にありふれたウイルスです。男性がシルガード9を接種することには、医学的に以下の大きなメリットがあります。

◆ 男性自身の「がん」や「感染症」を予防する

HPVは、男性にとっても「上咽頭がん(中咽頭がん)」「肛門がん」「陰茎がん」、および男女共通の性感染症である「尖圭コンジローマ」を引き起こす原因になります。男性が接種することでこれらのがん・疾患の発症リスクを大幅に下げることができます。

◆ 大切なパートナーを子宮頸がんから守る

HPVの主な感染経路は性交渉です。男性側が感染を防ぐことで、無自覚のうちにパートナーの女性へウイルスを感染させてしまうリスクを根逐できます。社会全体、そして大切なご家族の健康を守るという点で非常に意義深い選択肢です。

6. 定期接種の対象外となる方(自費接種)の料金について

定期接種の対象外となる「高校2年生以上の女性」や、「すべての年齢の男性」がシルガード9の接種を希望される場合は、全額自己負担(任意接種)となります。将来への投資、大切な方へのエチケットとしてご検討ください。

ワクチンの種類 自費接種 料金(税込)
シルガード9(9価)
※15歳以上(男性含む)は計3回の接種が必要です
29,700円 / 回
(※必要回数分、都度窓口でのお支払い)

よくあるご質問(FAQ)

Q.

公費の期間(高校1年)を過ぎてしまいました。大人が自費で今から打っても遅くないですか?

A.

はい、十分に効果が期待できます。シルガード9は9つの型に対応しているため、すでに性交渉の経験があり、どれか一つの型に感染していたとしても、まだ感染していない他の型のウイルスを確実に予防することができます。成人の方の接種も非常に意義があります。

Q.

シルガード9の副反応(副作用)や安全性が心配です。

A.

主な副反応は接種部位の痛み、腫れ、一時的な発熱などであり、多くは数日以内に自然に軽快します。過去に報道された多様な症状についても、世界的な大規模調査で「ワクチンとの明らかな因果関係はない」と証明されています。当院では接種後も院内で一定時間状態を観察するなど、安全性を最優先した体制を整えております。

Q.

接種の当日は、保護者の同伴が必要ですか?

A.

原則として、未成年の方の接種には保護者の方の同伴をお願いしております。どうしても同伴が難しい場合は、事前に保護者の方の署名が入った同意書が必要となるケースがございますので、ご予約の際にお電話にてご相談ください。

未来の安心のために、まずは一度ご相談ください

子宮頸がんワクチンは、大切なお子様やご自身の「将来の健康を守るためのお守り」です。当院では医師がメリットもリスクも含め、丁寧にご相談に応じます。普段の内科受診の際や、健康相談の一環としてどうぞお気軽にお声掛けください。

⚠️ シルガード9のご予約について

子宮頸がんワクチン(シルガード9)は、厳密な院内在庫管理と品質維持を行うため、完全事前予約制(ワクチンの発注・納品に1週間程度のお時間をいただきます)となっております。

接種をご希望の方は、お手数ですがお電話にてご予約いただくか、診察時に受付窓口へ直接お申し付けください。

お電話でのご予約・お問い合わせ(診療時間内)

院長 山岡 祥

この記事の監修・執筆医師

やまおか内科クリニック 院長 山岡 祥

【保有資格・専門医】
・日本内科学会認定 総合内科専門医
・日本消化器病学会認定 消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医

大阪大学医学部卒業後、基幹病院での幅広い臨床経験を経て、大阪市にて「やまおか内科クリニック」を開院。地域のかかりつけ医として、専門的な消化器内視鏡検査から生活習慣病の包括的な管理まで、患者様に寄り添った医療を提供しています。

PAGE TOP